巾木(はばき)とは?
2022.04.20こんにちは、ナカガワホームの誠也です!!
あっという間に4月半ばです。桜の季節もあっという間に過ぎていきましたね。
暑い日が続いたり、寒くなったりと寒暖差が激しい今日この頃。
コロナ感染者数も減ったり増えたりとまだまだ続きそうですね。
コロナ以外にも熱中症や気温差も出てきますので、皆様も体調管理にはお気を付けください。
今回は巾木について。
巾木の読み方は「はばき」と言って、「幅木」という漢字を書く事もあります。
巾木とは家の内装に使う部材なのですが、実は名前があまり知られていないのですが重要な役割を担っています。
そんな巾木について詳しくお伝えしたいと思います(^^)/
家の打合せ中、「巾木って何ですか?」と聞かれることがよくあります。
それだけ巾木という言葉は、一般的にはあまりよく知られていない言葉かも知れません。
でも、誰もが1度は必ず目にされた事があるのが巾木です。
部屋の写真を見ながらどれが巾木か見てみましょう。
部屋の下側に巾木が付いています。
巾木とは、床と壁の境に設置される建築部材のことを巾木と呼びます。
巾木を日常生活で意識する事はほとんど無いと思いますが、よくよく部屋の中を見てみると巾木がついていることが分かります。
部屋の中に付いている巾木の役割は大きく分けて2つあります。
1つは、壁を守る役割。
床と壁がぶつかる部分というのは、実はかなり酷使される場所です。
掃除機を掛ける時に壁に当たってしまう事もありますし、お子さんが走り回って壁に足をぶつけてしまう事もありますよね。
それだけ、巾木が付いている場所と言うのは汚れたり、破損しやすい部分になります。
そんな汚れや破損に壁が耐えられるように、巾木が付けられています。
壁の下側に何かぶつかるたびに壁が破損して毎回修理するとなると大変ですよね。
壁が破損しなくても、壁紙がはがれたり塗り壁がポロポロ取れたりしてしまうのはストレスになります。
そうならないように巾木が取り付けられています。
そして巾木はもう1つ、壁と床との緩衝材という役割を持っています。
この図は一般的な壁と床、巾木の取り合いの断面図なのですが、壁と床の間に隙間があるのがお分かりになるでしょうか?
この隙間がある事で、床や壁が多少動いたとしても力を逃がす事ができる上に、工事の施工性が向上します。
内装の壁は全部床にぴったりくっついている訳ではなく、遊びの「隙間」が取られています。
しかし遊び部分の「隙間」を埋めずにそのまま隙間にしているとゴミが溜まるし見かけも良くありません。
なので、巾木を緩衝材及び隙間隠しとして取り付けているという訳です。
巾木は何となく付いているように見えて、実はしっかりした役割があります。
また、実は巾木のデザイン次第で部屋の見え方というのも大きく違ってきます。
巾木は壁を守るために付いているものですが、意外と巾木は目立つものです。
そのため、どんな巾木を付けるかというのはインテリアの重要な要素になります。
巾木のデザインについてはまたの機会にでもお伝えしたいと思います。
では次回の更新をお楽しみに🎵