シックハウス症候群について🤧

2021.01.11

皆様こんにちは。設計の村上です。

新年明けましておめでとう御座います。今年も何卒よろしくお願い申し上げます。

 

年末からのコロナ増加と、年始では大寒波による積雪と大変な一年が始まりました。

久留米市周辺でも山間部や日陰になっているところなどで、道路に積雪しているところもありますので、車の運転等には十分お気をつけください。

 

 

 

 

さて本日はシックハウスについてご説明させて頂きたいと思います。

シックハウス症候群とは、建材から放出される化学物質によって室内空気が汚染され、それを許容量以上に吸い込むことで引き起こされる病気です。

特に新築直後やまたは改築直後の家に入居した人が発症することが多く、原因が建材と知らずにその家に住み続けると、更に化学物質過敏症に進行する恐れもあるとされています。

 症状としては以下のようなものが報告されています。

①目がチカチカする

②鼻水が出る

③吐き気がする

④頭痛がする

⑤湿疹が出る

近年、シックハウス症候群を発症する人が増えた背景には、室内に原因物質である化学物質が増えてしまったこと、室内の気密性が高まったことなどが挙げられます。

昔の日本の家は屋根に草や瓦、壁には土や漆喰、床には畳というように、自然のものだけをバランスよく使用することで作られていました。

現在の住宅はコストなどを優先するため、断熱材にグラスウール、外壁に化学ボード、床には複合フローリングなどが取り入れられるようになりました。

低コストで性能が上がったようにも見えますが、シックハウス症候群を引き起こす原因物質が増えただけに留まらず、気密性が高くなったことから原因物質が外に逃げにくい環境になってしまったのです。

しかし、2003年に建築基準法の改正により、シックハウスの原因であるホルムアルデヒドの規制を行うようになりました。

『F☆』~『F☆☆☆☆』(フォースター)で記載して有り、☆の数が多いほど化学物質が少ないことを示しております。

 

 

また、シックハウス対策として、24時間換気の設置も義務化されました。

換気方法は大まかに3種類に分かれておりますので、次回のブログで説明させて頂きます。

 

では次回の更新をお楽しみに🎵