建築基準法改正について✍
2025.10.11こんにちは、設計の和泉です(*’▽’)
2025年4月、住宅を建てるうえで非常に重要な「建築基準法」が大きく改正されたことをご存知でしょうか?
これは企業側だけではなく、お施主様にも大変影響がある内容になります。
今回はその内容を2つご説明させていただきます!
1つ目は、「省エネ基準適合の義務化」になります。
簡単に言えば、家を建てるとき「その家が十分な省エネ性能を備えているかどうかの事前審査が必須になった」ということです。
今までは、建築士の設計段階では自己チェックだけで済んでいたものが、これからは確認申請を出す前に、専門機関による省エネ性能の適合判定が必要になりました。
今回の改正では、住宅においてもほとんどすべての規模で『適合』が義務化されました。
「省エネ性能はあまり興味がないし…。性能なんてなくても良いでしょ?」
と思っている方でも、これから「家を建てよう」と考えているほぼすべての方に関係がある制度となったのです!
2つ目は「4号特例の廃止」になります。
上記の4号特例が廃止されたことで「4号建築物」という分類自体がなくなり、新たに「新2号建築物」と「新3号建築物」に再分類されました。
住宅で最も一般的な木造2階建ては「新2号建築物」に分類されます。
新2号建築物は従来よりも建築確認申請時の審査項目や提出書類が増えました

メリットとしては、建物の安全性を高めることになるのですが、普段から構造チェックを行う為、正直メリットを感じられない気がします。
そして1番問題なのがデメリットの部分で下記の内容があげられます。
・設計費用、申請費が上がる
・建築確認審査から着工までのスケジュールが長くなる
上記が建て主様に関しても、建築費用の増加・お引渡しまでの長期化というデメリットになります。
我々も法改正後の仕組みに慣れて、できるだけ早くお客様にお引渡しできるように努めていきたいです。
では次回の更新をお楽しみに🎵
