みんなが気になること~断熱材について~
2020.05.28こんにちは。
設計の村上です。
全国の緊急事態宣言が解除されましたが、まだまだ油断できない状況が続いております。
弊社では、コロナ対策として3密を避けるためにオンライン無料相談会もやっております。気になる方はお気軽にお問合せ下さい。
さて、今回は断熱材についてご紹介させていただきます。
断熱材と一言で言っても、繊維系やプラスチック由来の断熱材があります。繊維系の断熱材として、グラスウール、ロックウール、セルロースファイバー、などがあります。また、プラスチック由来の断熱材として、押出法ポリスチレンフォーム、硬質ウレタンフォーム、ビーズ法ポリスチレンフォーム、ポリエチレンフォーム、フェノールフォームなどなど数多くありますが、今回は比較的一般的なグラスウール・硬質ウレタンフォーム・セルロースファイバーの3種類についてご紹介させていただきます。
1.グラスウール
グラスウールは安価な断熱材として、多くの工務店で使われています。ただし、グラスウールのいちばんの弱点は湿気に弱いことです。グラスウールが水でグショグショに濡れてしまったならば、たちまち断熱材として使い物にならなくなります。それ以外にも経年劣化で隙間が出来たり、大工さんの取付方法によって気密性能が大きく変わってしまいます。ですがグラスウールの中でも高性能グラスウールなどになるとある程度高価なものになりますし、数値上はかなり高い断熱性能があるものなどもありますので、一概に「グラスウールは全て安くて性能も低いからダメ!」ということにはなりませんのでご注意下さい。
2.硬質ウレタンフォーム(ウレタン吹付断熱)
硬質ウレタンフォームはウレタン吹付断熱のことで、プラスチックフォームの中で最も優れた断熱性能を有しています。これは独立した微細な気泡の中に熱伝導率が極めて小さいガスを閉じ込めているからです。この為、硬質ウレタンフォームは他のプラスチックフォームや無機系断熱材に比べて優れた断熱性が得られます。又硬質ウレタンフォームは施工現場での発泡が容易で、多くの材料と自己接着しますので複雑な構造物に対しても隙間の無い連続した断熱層を作ることができます。ちなみにナカガワホームはこの断熱材を標準採用しています!
3.セルロースファイバー
セルロースファイバーは新聞紙の古紙を利用した断熱材で、ウレタン吹付断熱と同等の熱伝導率を持ちながらも調湿効果や防虫効果、防音効果、防火というプラスαの性能がある断熱材です。もちろんその分他の断熱材と比べると高価なものになります。
熱伝導率だけで言えば高性能グラスウールよりも実は劣りますが、気密性が高く隙間なく施工できるため結果的に高性能グラスウールよりも高い断熱性を得ることができる断熱材です。
家の断熱性を高めるカギは断熱材選びにあります。断熱性能や施工方法・施工費用もさまざまになりますので、自分の家にあった断熱材を選んで住み心地のよい家づくりを考えていきましょう。
分からないことがあればオンライン無料相談会も行っておりますので、お問い合わせのほどよろしくお願いいたします。
では次回の更新をお楽しみに🎵