プランニングに関すること~化粧梁編~

2022.12.24

こんにちは、設計の和泉です(*’’)

今年もあっという間に残すところ1週間となりました。

気温の方も急激に下がり、インフルエンザやコロナ感染者数も増えてきていることもあり、休日は家に引きこもっております(-_-;)

そして11月からワールドカップが開催したこともあり、最近は寝不足の日が続いておりましたが、先日決勝戦がありアルゼンチン代表が優勝しました。

ずっと前から応援していた国だったので、優勝した時は本当に感動しました!!\(^o^)/

リオネル・メッシ選手の8度目のバロンドールも可能性が出てきたので受賞してほしいです♪

 

今回は天井のデザインについてお話しします。

高い天井に化粧梁が見えている空間をご覧になったことはありますか?

本来は構造体の梁を見せるものですが、最近は装飾として使う「化粧梁」というものもあります。

今回は化粧梁のメリットや注意点、採用する時の注意点などをお伝えします。

 

 

■梁の位置や間隔の自由度が上がる

構造と関係ないので、梁の位置や間隔が自由になります。

リビングの中心に合わせて配置したり、本数を増やして密に入れたりすることもできますね。

また、中を空洞にして配線スペースに使うということまで可能。

自由度がアップすることで、インテリア重視で設置できるようになります。

 

■構造の種類を選ばない

梁の部材が出てくるのは、木造でも軸組在来工法の場合です。

例えば2×4ではあらわし梁として使えるような部材は出てきません。

もちろん、鉄骨造でも木でできた梁は使いませんよね。

でも、化粧梁なら構造を選びません。

インテリア重視であらわし梁を取り入れたいなら、化粧梁が向いていますね。

 

■省令準耐火構造にしやすい

省令準耐火構造は聞き慣れない言葉かもしれませんが、火災保険の等級を示す言葉です。

鉄骨造や鉄筋コンクリート造と比べて燃えやすい通常の木造は、等級が一番低く、保険料が最も高くなります。

しかし、万が一の火災でもすぐに燃えない工夫がされていれば、木造でも省令準耐火構造とみなされ保険料が安くなります。

構造としての梁を見せる場合、省令準耐火構造とするには燃えてもすぐに崩れないように太さなどの規定を満たさなければなりません。

でも、化粧梁なら構造とは無関係のため、その点を気にする必要はなくなります。

上記の3点が大きなメリットとして挙げられます。

注意点としては、多くの場合で天井高が上がる為、室内の空気の量が増えます。

そのため、室内の床面積でエアコンを選んでいると、十分に効かないと感じることがあるかもしれません。

機能に余裕を持った空調機器を選んでおく方が無難だと思います。

 

いかがでしたでしょうか?

高い天井に梁を見せた空間は、とても素敵ですよね(^^♪

本来は構造体を見せるものでしたが、構造と無関係の化粧梁なら自由度の高い空間作りができます。

メリット・デメリットを知って、効果的に取り入れていきたいですね。

 

では次回の更新をお楽しみに🎵