プランニングに関すること~スケルトン階段について~

2023.09.30

こんにちは、設計の和泉です(*’’)

10月に入り、厳しい暑さが少し落ち着いてきましたね(^^♪

まだ日中は涼しいとは言えませんが、夏の終わりが近づいていることを実感しております。

 

さて今回は「スケルトン階段」についてお話したいと思います!
吹き抜け空間に採用したスケルトン階段は、光や風を通し、部屋を開放的に見せてくれます。

そこで今回は、スケルトン階段のメリットだけでなくデメリットについてもご紹介します!

 

まずスケルトン階段とは、踏板と骨組みだけでできた階段のことになります。
左右の壁がなく、段と段の間が抜けているのが特徴です。
「オープン階段」「シースルー階段」「ストリップ階段」とも呼ばれますね(^O^)/

 

 

■メリット

①空間が広く見える

1番のメリットは、通常の階段よりも空間が広く見えることです。

段のすき間が空いていて手すり部分に壁もないため、視線をさえぎりません。

実際の広さよりも、広く開放的に感じられるのはメリットですね(^^♪

 

②光や風を通す

視線をさえぎるものがないということは、光も風もよく通すということです。

影になる場所が少ない為、階段室が明るく気持ちの良いスペースになります。

風も通すので、室内の空気がよく動き、効果的に換気することができます。

 

③インテリアのポイントになる

スケルトン階段は、手すりや骨組みのデザインが軽やかでインパクトがあります。

そのため、設置するだけでオシャレに見える効果があります。

インテリアの良いアクセントになってくれますね(*^^)v

 

■デメリット

①コストが上がる

スケルトン階段は、少ない部材で強度を出すため、通常の階段よりもコストがかかります。

造作する場合は特に費用がかかります。

コストが気になる場合は、既製品を使うのもひとつの方法です。

住宅設備メーカーから販売されているスケルトン階段なら、手すりのデザインや木の種類を選ぶこともできます。

 

②落下する危険がある

すき間から落下してしまう危険性は、やはり一番心配される方が多いです。

小さなお子様が足を踏み外したり、うっかり物を落としたりすると危ないですね(>_<)

対策としては、落下防止のネットをつけることをおススメします。

ネットなら光や風、視線をさえぎらないので、スケルトン階段のメリットを損ないません。

 

③階段下がデッドスペース

通常の階段なら、階段下を収納スペースに使うことができます。

しかし、下が見えてしまうスケルトン階段では、階段下を具体的な何かに使うことは難しく、デッドスペースになりがちです。

本棚やデスクを設置するなどして工夫次第ではうまく活用することができます。

 

■まとめ

空間を広く・明るく見せてくれる、スケルトン階段。

うまく活用すると、階段が単なる通路ではなく気持ちの良いちょっとした居場所にもなります。

階段下がデッドスペースになりやすい、安全性に配慮がいるなど気になる点もありますが、解決方法を知っていれば効果的に設置できそうです。

ポイントを抑えて、上手に取り入れましょう♪

 

では次回の更新をお楽しみに🎵